長期休暇はいかがだったでしょうか。家族との時間をとっていただいたり、カンボジアの伝統や文化に触れたりと充実した時間を過ごされたことと思います。久しぶりに会った子ども達は、少し大きくなったように感じました。
さて、10月20日から 10期がスタートしてはや1週間ぐらいがたちました。始業、入園、入学をした子ども達、一つ学年があがった子どもたち。子ども達全員が新しいスタートを切り、楽しくそして落ち着いて、学校生活を送っています。私達教職員も、この子どもたちのやる気を大切に、10期も精一杯子ども達の教育に携わっていきます!!
年度初めになりますので、分からないことや心配なことがありましたら遠慮なくご連絡ください。共に子ども達の成長を支えてまいりましょう。
保護者の皆様、10期もどうぞCLAの教育にご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
学長の挨拶
2025-2026度の始業式が始まりました。
昨年度は、このCLAがインターナショナル化するために、多くの時間と仕組みの再定義を行ったため、教職員の皆さん、保護者や生徒の皆さんに多くの負担を掛けたと思っています。
少しむずかしい判断でしたが、この学校で学び続けるために、必要な措置でした。
変わってはいけないこと・変わらなければいけないことについて話します。
今カンボジアは、大きく変わろうとしています。学長が住んでいる南プノンペンというエリアは、高層コンドミニアムが立ち並び、市内を行き来する車の数もものすごく多いです。イオンには、たくさんの品物がならび、その周囲にも新しい家が建設されています。
政府からは2030年には中所得国を、2050年には高所得を目指す国家方針も打ち出されています。
私がみなさんと同じ年のころ、日本も同様に、大きく変わろうとしていた時期でした。家が次々と建設され、新しい家電製品や、車などが街に広がり、物質的な豊かさを手に入れた時代でした。
私が生まれてから30年間、日本は成長を続け、小さな国土でありながら世界第2の経済大国でした。
しかし、今は違います。失われた30年と言われるほど日本経済は成長できず、成長を前提に考えてきた国家戦略が上手く機能しなくなりました。人々のつながりが薄まり、マンションの隣に誰が住んでいるのかもわからないということが起きています。
そして今日本は一歩立ち止まって、進むべき道を国全体で考え始めたようです。
私は、今のカンボジアを見ていると、昔の日本と同じだなと思うことが多くあります。
だから、予言者ではないですが、これからの10年後、20年後の社会が、みなさんよりはより具体的にイメージできます。だから、豊かで幸せな社会を築くために、やるべきこと、やってはいけないことをしっかりと教育で学んでほしいと思っています。
「やるべきことをやらないと、ダメな大人になります」
「やってはいけないことをやると、悪い大人になります。」
自分自身にしっかり言い聞かせましょう。
CLAの教育活動は、カンボジアの生徒の皆さんや先生とともに、常に発展させていきます。
学ぶ内容はもちろん、学び方や学んだことを社会でどう使うかも重要です。
一方で、ネットやSNSで、コミュニケーションの仕方も大きく変化しようとしています。
人や自然に対する思いやりは、時代が変わっても忘れてはいけないことです。
変わってはいけないこと・変わらなければいけないこと
カンボジアの教育もまた大きな変化が必要です。
あなた達は、インターナショナルシーセフリーダーズアカデミーの第1期生です。
リーダーズアカデミーとは、未来のカンボジアを支える人物になるという思いが込められています。
その名にふさわしい大人になるために前進してください。
園長の挨拶
このたび「Japan International CIESF Leaders Academy 幼稚部」の園長として、日本の浅利教育学園より赴任いたしました、齋藤 希(さいとう のぞみ)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
私はこれまで長年、日本で幼児教育に携わり、子どもたちの“生きる力”を育む教育に取り組んでまいりました。子ども一人ひとりの小さな「できた!」その瞬間や、友だちとの関わりの中で芽生える思いやりの心を大切にしながら、その成長を丁寧に見守ってきました。
当園では、「あそびから育む学びと成長」という方針を大切にしています。
“あそび”とは、単なる楽しい時間ではなく、子どもが自分で考え、工夫し、挑戦する中で、発見と学びを積み重ねていく大切な活動です。砂遊びや絵画、製作、自然との触れ合い、友だちとのごっこあそびなど、どんな場面にも「学びの芽」があります。
これからの社会を生きる子どもたちにとって、答えのない問いに向き合い、自ら考え、協力しながら解決していく力が求められます。その土台となるのが、幼児期の「あそび」の中で育つ主体性と創造性だと考えています。
ここカンボジアでも、日本の教育で培ったきめ細やかな保育と、国際的な環境ならではの多様な学びを融合させ、子どもたちが安心して自分らしく成長できる園づくりを目指してまいります。
保護者の皆様、地域の皆様と共に、子どもたちの笑顔と未来を支えていけるよう努めてまいります。今後とも温かいご理解とご協力をお願いいたします。
2025-2026 Japan International CIESF Leaders Academy
2025-2026入園式・入学式!ようこそJICLAへ!!
2025年10月21日(火)は、幼稚部と小学部の入学式が、2025年10月23日(木)は、中学部の入学式を行いました。インターナショナル化での第1期のひまわり組、1年生、7年生です。ひまわり組の入園式は、先生方が手遊びや歌を歌いながら、園児たちが楽しめるあたたかな入園式になりました。1年生は、先生に名前を紹介してもらうとき大きな声で「はいっ!!」の返事ができました。小学校生活への希望と期待が感じられました。中学部の入学式は、落ち着いた雰囲気の中で、来賓や日本の提携校からのビデオメッセージと将来のことを考えイメージする式になりました。
新しい気持ちを大切に、目標をもって学び多い1年にしていきましょう。ようこそJICLAへ!!
【សិស្សថ្នាក់ផ្កាឈូករ័ត្ន】【ひまわり組のみなさん】
【សិស្សថ្នាក់ទី៧】【7年生のみなさん】
【សិស្សថ្នាក់ទី១】【1年生のみなさん】
幼稚部・小学部 始業式を行いました!!
2025年10月20日(月)は、幼稚部、小学部の始業式でした。
長い休みを終え、子ども達が元気に登校してきました。新しいお友達の紹介や新しい先生を迎えて、10期がスタートしました。始業式では学長先生のお話を聞きました。「Japan International CIESF Leaders Academyの1期生にふさわしい生徒になれるよう頑張りましょう。」というお話がありました。始業式後は新しい教室で新しい担任の先生との授業がありました。「自立」と「共生」の目標のもと、友達と協力し励まし合いながら、目標をもって自分の力を高めていきましょう。
【សិស្សថ្នាក់ផ្កាអាជីសៃ】【あじさい組のみなさん】
【សិស្សថ្នាក់ផ្កាសាគូរ៉ា】【さくら組のみなさん】
【សិស្សថ្នាក់ទី២】【2年生のみなさん】
【សិស្សថ្នាក់ទី៣】【3年生のみなさん】
【សិស្សថ្នាក់ទី៤】【4年生のみなさん】
【សិស្សថ្នាក់ទី៥】【5年生のみなさん】
【សិស្សថ្នាក់ទី៦】【6年生のみなさん】
ស្ថានភាពពេលបើកវគ្គសិក្សា 始業式の様子
職員の紹介
・渡邊陽吉先生
仕事を始めて49年間の内、初めの27年は金融業界(主に欧州)に席を置き、後の22年間はIT業界(日本)に席を置きました。業界は違いますが常にITシステムの構築、運営、情報セキュリティを主として仕事に携わっておりました。最後の5年間はゲーム業界にて内部監査業務を行ってきました。
ボランティア活動では英国時代中1999年-2002年に休暇を利用し、英国1992年設立のNGO MAG(Mines Advisory Group)に参加しカンボジアの地雷撤去のバックヤード支援をおこないました。NGO MAGは現在ではベトナム、ラオス、イラク、アンゴラ、レバノン、アゼルバイジャンなどで展開中です。カンボジアでは1992年10月に活動を開始しており、以来タイ国境付近のバッタンバン州を中心に2002年で対人地雷14,534個、対戦車地雷124個、不発弾36,677個を除去してきてます。その意味でカンボジアは私にとってとてもご縁がある国です。
日本では消防団に所属して地域の防災の奉仕活動(火災の消火対応、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)について中学校での使用方法教育)を行ってきました。
この度、CLA様にて今までの業務の経験やIT専門知識を生かした活動ができると共に、新たな視野や人間関係、経験を得ることができるチャンスをいただきまして、大変感謝しております。皆様と一緒にお仕事できることを光栄に思います。