9月26日はJICLAの修了式がありました。新しい学年になってから1年。先生から修了証を受け取る子ども達の表情や態度は随分とたくましくなりました。
今年度は、本校の中学部の設立とともにインターナショナル化に伴い、ナロン教育大臣兼副首相の訪問と変化と進化の1年でした。その中で、児童・生徒は元気に生き生きと学校生活を送りました。むずかしい事、友達とうまくいかない事など、大変なこともあったかもしれません。しかし、その中で、先生や友達と一緒に学習する中で、どんどんと自分の「できる」を増やしていくことができました。先生たちは、1年間みんなが元気に登校し、たくさん成長してくれたことをうれしく思います。来年度もお友達と先生とたくさん勉強しましょう。
保護者の皆様、1年間、学校の活動にご理解、ご協力をありがとうございました。休みの期間に、難しかった勉強の復習をしたり、次の学年の予習をしたりして11期に向けて準備してください。児童、生徒が11期に意欲と期待をもち、元気に登校してくることを心よりお待ちしています。
長期休業中も生活を整え、よい時間を過ごされますことをお祈りいたします。
1年間、本当にありがとうございました。
学長の挨拶
2026年度、当校は開園10期という大きな節目にインターナショナルスクールへと生まれ変わり、新たな歴史を刻み出しました。前体制が築いた強固な基盤と理念を引き継ぎ、皆様の変わらぬご協力のもとでさらなる教育の充実に挑戦した1年となりました。この新体制のもと、学校の価値を劇的に高める成果と子どもたちの成長を確認しています。
第1に、行政・教育省との連携における歴史的な進展です。2026年7月、カンボジアのハン・チュオンナロン副首相兼教育・青年・スポーツ省大臣が本校を公式視察され、本校は「教育省公認モデル校」に指定されました。これに伴い、11月からはPTEC、NIE、NGSという現地を代表する3つの教育機関から教員を研修生として迎え、本校にて「日本式STEAM教育」の研修を開始します。従来の「支援を受ける学校」から、カンボジア全体の「教育の質を牽引する学校」へとステップアップを果たしました。
第2に、学習成果を披露する新たな場も誕生しました。9月25日にはオイスカ高校や西武文理高校の協力を得て「高校説明会」を初開催し、生徒たちは日本留学への実感を膨らませました。同時開催の第1回「日本語スピーチコンテスト」や、7月の日本語能力試験で7年生の資格保有率が93.8%に達した実績など、確かな学力が身についています。幼稚部でも日系幼稚園との力強い提携による高いレベルの実践が進んでいます。
私たちは「自立」というゴールの重要性を強く実感しています。物を与えるだけでなく、現地の人々自身が自ら考え新たな価値を創り出せるよう共に歩むことが大切です。JICLAは日本の優れた教育システムをローカライズし、カンボジアの未来を担うリーダーを育てる唯一無二の学校として次世代の教育へ舵を切ってまいります。「ひとり一人に丁寧な教育を提供し、豊かな社会作りに貢献する」という本質は変わりません。新しく生まれ変わったJICLAの活動に、ぜひ皆様も主体的にご参加いただき、今後とも変わらぬご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
9月の様子
第1回JICLA日本語スピーチコンテスト *7年生*
9月25日、JICLAにて第1回目となる日本語スピーチコンテストを開催いたしました。 一人ひとりにスポットライトがあたる緊張感の中、16名の生徒全員が真剣かつ堂々とした姿でスピーチを披露してくれました。
そして何より素晴らしかったのは、本番に至るまでの過程です。今回は日本人教員と生徒が二人三脚で原稿づくりに取り組みました。教員がクメール語を話せないため、AIの力も借りながらではありますが、生徒自身が自分の考えを形にし、教員が添削を重ねながら、発音や文法、自分らしい表現を追求して原稿を完成させました。原稿ができてからは、ひたすら暗記の毎日です。休み時間や移動の合間にも原稿を手に持ち、友達や先生に何度も練習を聞いてもらっていました。その努力の甲斐あり、本番では16名全員が最高のパフォーマンスを見せてくれました。生徒たちには「やればできる!」という強い自信がついたと感じています。今回の経験を通して、自分の「日本語力」や「思考力」にさらに自信を深め、次のチャレンジへ向かってくれることを期待しています。
高校説明
スピーキングテストと同日、日本の静岡県にある「オイスカ浜松国際高等学校」と、埼玉県にある「西武文理高等学校(オンライン)」の高校説明会を実施いたしました
第1回目となる今回の説明会では、学校の雰囲気や行事、制服、寮生活など、実際に日本の高校へ進学した際の具体的な学校生活について詳しくお話しいただきました。当日は4年生から7年生までの生徒が参加し、日本の高校生活についてのイメージが少しずつ湧いてきたのではないかと思います。今後も高校進学に関する情報が入り次第、生徒および保護者の皆さまへ速やかに共有してまいります。
10期修了式
9月28日、第10期修了式を執り行いました。
式では代表生徒4名が、この1年間に頑張ったことや11期に向けた目標を、クメール語と日本語で堂々と発表してくれました。
その後、生徒全員へ修了証が授与されたほか、「校内日本語スピーチコンテスト」「校内クメール語作文大会」「Surala Math(すららマシーン/学習記録)」の表彰式もあわせて行いました。
児童・生徒はこの1年間、日々の学習に大変熱心に取り組み、心身ともに大きく成長いたしました。式中の生徒たちの晴れやかな表情からは、やり遂げた大きな達成感と自信が伝わってまいりました。
ご退職の先生のご挨拶
佐々木正美先生
(Masami Sasaki)
JICLA在職中は、大変お世話になりました。生徒が安心・安全に学校生活を送れるよう努めてまいりました。これまで温かく支えてくださった保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。このたび退職することとなりましたが、第1期生を担任できたことを大変誇りに思います。学校が変化を迎える中、ご心配やご不安もあることと思います。生徒たちのこれからの成長と幸せを心より願っています。
ご提示いただいた文章のクメール語訳です。保護者の方へ向けた丁寧で温かみのある敬語表現に整えております。
原田佳代子先生
(Kayoko Harada)
この度、本校を退職することとなりました。皆様の温かいご理解とご協力に支えられ、充実した日々を過ごすことができました。笑顔が素敵で元気いっぱいな子どもたちから、たくさんのសប្បាយをもらいました。これからも子どもたちが、たくさんの人にសប្បាយを与えられますように!
今後の皆様のご健康と御多幸を深くお祈り申し上げます。
ご提示いただいた文章のクメール語訳です。原文の中にある「សប្បាយ(サッバイ:楽しさ、幸せ、笑顔)」の言葉を活かしつつ、保護者や関係者の皆様への感謝の気持ちが丁寧に伝わる文面に仕上げています。
吉川 健剛先生
(Kengo Kikkawa)
今まで楽しく生活できたのも、皆さんのおかげです。1期生、2期生とは、たくさんの時間を一緒にすごし、多くの思い出ができました。今年度の後期からは、体の授業で多くの学年の子とも接することができました。保護者の皆様には、来校されたときに話をしたこともありました。果物など差し入れをいただくこともありました。感謝でいっぱいです。別れはつらいですが、通っては避けられないものでもあります。いつかまたどこかで会って思い出話でもできたらうれしいです。また会いましょう!!
ご提示いただいた文章のクメール語訳です。親しみやすさと感謝の気持ちがしっかりと伝わる自然な表現に整えています。
小山 実央先生
(Mio Koyama)
昨年度は6期生の担任、今年度は7期生の担任と、2領域の「体」と1〜6年生の「芸術」を担当しました。廊下ですれ違うと「今日の芸術は何やるの?」と声をかけてくれる子も多く、授業を楽しみにしてくれていることが嬉しかったです。7月の学習発表会で子どもたちと一緒に歌った時間は、本当に幸せでした。保護者の皆様にも温かく見守っていただき、心より感謝しています。2年間、ありがとうございました!
ご提示いただいた文章のクメール語訳です。温かい雰囲気や感謝の気持ちがストレートに伝わる自然な表現に整えています。
ボランティア活動をされた先生のご挨拶
JICLAでのこの5週間、学びと研修の日々を過ごすことができ、心から光栄で嬉しく思っております。温かく熱心に知識を分かち合ってくださった、経験豊富で素晴らしい先生方に囲まれ、本当にかけがえのない時間を過ごすことができました。また、こちらの生徒の皆さんにも大変深い感銘を受けました。非常に礼儀正しく、規律があり、熱心に勉強に取り組んでいて、素晴らしい学業成績を収めていらっしゃいます。生徒の皆さん一人ひとりが本当に愛おしく、大切に感じられます。
このかけがえのない経験は、教育者としての私自身の歩みを照らす道しるべとなるでしょう。最後に、皆様に心より感謝申し上げますとともに、将来また皆様から学ぶ機会に恵まれますことを切に願っております。