日本をリスペクトし好きだと言ってくれる

カンボジアの人の気持ちに応えたい


小嶋 さゆり

2022年4月入職、前職は公立中学校教諭

現在はシーセフリーダーズアカデミー小学部2年生担任

入職した経緯を教えて下さい。

自分の知見や経験値を増やしたいと思っていました。国際協力や海外で働くことに関心があり、青年海外協力隊で活動していましたが、コロナの感染拡大により退避することになり、気持ち半ばで活動を終えました。まだ挑戦したい気持ちがあり、自分の強み(教師経験)を生かした仕事を探していた時にシーセフに出会いました。

シーセフリーダーズアカデミーを希望した理由は、

・現地に住み、現地の子どもたちや先生たちと協働できる環境だったこと。

・中学部まで創っていくところで、学校を創っていくというところに興味があること。

・自分の経験が生かせると思ったこと。

・クメール語や英語が採用基準になかったこと(現在、勉強中)。

・住環境が整備されていること。

現在の仕事について教えて下さい。

・学級担任業務。

・日本語、体育、道徳などの授業。

・行事の企画、運営。

・備品の購入やおやつ購入など。

職場の雰囲気や環境について教えて下さい。

穏やかな人ばかりで、落ち着いた雰囲気の中で仕事ができています。またカンボジアの先生は日本語をしゃべることができるので、安心して活動できます。

仕事がしやすいよりよい環境をつくっていこうという思いを持っている人が多いので、自分の考えを伝えたり、その意見が反映されて職場が変わっていく雰囲気もあります。(もちろん、何でもかんでもは無理ですし、言ったことがすべて通るわけではありませんが。)

仕事での成功体験や嬉しかったことは?

・カンボジアの子どもたちとコミュニケーションが成立していく日々。

 子どもたちは、分かる日本語を使って一生懸命話しかけてくれます。その中で、意思疎通ができたり、教えた日本語を使ったりする姿を見るとうれしくなります。

・カンボジア先生と授業を試行錯誤する日々。

一緒に授業改善をし、互いに評価し合い高め合う日々が楽しいです。ゆっくりペースですが!!それがまたよいです。

海外で仕事をする難しさやギャップ、それを乗り越えた方法は?

コミュニケーションの問題があります。カンボジア先生は日本語が上手ですが、それでもどこまで伝わっているかを確認するのは難しいです。だから、こう伝えたつもり…が、あまり伝わっていなくて、想定外のことが起こることもよくあります。その解決のために、私自身もクメール語を勉強しています。しゃべること以上に、クメール語を勉強する⇒相手の国をリスペクトしている。馴染みたい!という意思表示も兼ねています。

また「カンボジアで活動させてもらっている」、「カンボジアの子どもたちを育てている」という意識と感謝の気持ちは常に持っています。自分の思い描くことの実現とカンボジアの人たちの求めることのバランスを常に意識することで、うまくいかなかったことに対しても冷静な目で反省し、次に生かせます。

難しさやギャップがあるからおもしろいので、基本的には問題を問題と捉えないマインドを持っています。

プライベート・休日の過ごし方は?

・料理。

・畑の整備。(学校の畑があります)

・資格取得の勉強。

・授業準備。

・マーケット巡り。

・国内旅行(入職7か月で4州制覇。11月には+2州を回る予定です。最高です!)

応募者にひとこと

たくさんのカンボジアの人たちが、日本をリスペクトし好きだと言ってくれます。その気持ちに応えたいな…と素直に感じるし、自分にできることを還元したいと思います。それが、国際協力の第一歩かなと感じています。

学校を創っていく、教育について考える日々も、自分の学びにつながっており充実しています。思考も生活もシンプルに生きられます!

もし、迷っているなら…ぜひ、一緒に、働いてみませんか。カンボジアで待っています!